ADL(日常生活動作)体操《コスモスの里通信44》3/23■お知らせ

春分の時期を迎えてひと雨ごとに暖かさが増し、芳しい沈丁花の香りに春の到来を感じる頃となりました。また、草木の新芽も萌え出し待ちかねた新境川堤の百十郎桜も5分咲きといったところでしょうか。今日は、あいにくの雨となってしまいましたが、令和4年度の最後となります、第44回「コスモスの里」を無事に開催することができました。
今日は、今年度3回目のご出演となる、湯之下笑子さんに「ADL体操」を教えていただきました。(前回の出演、前々回の出演)
日常生活動作(ADL)とは、アクティビティー(動作)とデイリーリビング(日常生活)を指します。日常生活を送るために最低限必要な日常動作で「起居動作、移乗、移動、食事、更衣、排泄、入浴、整容」動作のことです。
先生曰く、「私たちは、昔のように筋トレ教室に通って体を鍛えるといったことは無理ですし、昔のようには動けません。私のやってる体操は、100歳近くになってもやれるものです。私の教えている体操のポイントは、①決して無理をしない、②自分の体に合った動き、③仏壇にお参りするついでにとか、お休みになる前にとか、とにかく毎日続けることが大事だということです。具体的な動作としては、椅子に座ったままでつま先を上げる・戻す、次にかかとを上げる・戻す。たったこれだけです。病院の待合室の待ち時間でできるでしょう。座ったままで10回づつ行います。片足を上げる伸ばす、戻してつま先を上げる、かかとを上げる。これだけで歩くための筋肉が鍛えられ、つまずかないようになれます。
先生「みなさん、ここまでえらいですか?」利用者さん「何もえらくないよ~」先生「まだまだ先は長いです。金さん銀さんのように100歳までとは言いませんが、家の人に迷惑にならないように自分のことは自分で出来るようにする、そのための体操なんです」「みなさんは今まで、子育て、家事、仕事とやってこられましたが、10年前のようにはできません」「難しくもなく、えらくもない体操です。無理のないように続けてやってくださいね」。
熱心に体を動かしていたら1時間を超えてしまいました。
最後に湯之下先生に来年度のご出演をお願いして、利用者さんには「コロナ禍中に加え寒暖定まらぬ時期でもありますので、くれぐれも体調を崩さないようご注意ください」と申し上げ、散会としました。

<参加者>外部講師1名、利用者10名、ボランティア8名の合計19名。

☆3/30(木)は第5木曜日ですから、コスモスの里はお休みです。
☆今年度の「コスモスの里通信」はこちらからご覧いただけます。▶令和4年度コスモスの里通信バックナンバー

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