2023.7.26  更新

各務原市社協と地区社協

社会福祉法人各務原市社会福祉協議会(市社協)は、市社協の趣旨に賛同する各務原市内の住民および企業(市社協会員世帯および会員企業)や各種団体によって構成されています。
▶社会福祉法人各務原市社会福祉協議会(市社協ホームページ)

◎17の地区社会福祉協議会(地区社協)

社会福祉法第109条2項の「地区社会福祉協議会」は、市町村社会福祉協議会とほぼ同等の組織であり、ここでいう「地区社会福祉協議会」とは異なります。

地区社会福祉協議会(地区社協)は、市社協会員世帯および会員企業や各種団体が、地域ごとにまとまって作っている組織です。各務原市には、小学校区(連合自治会の区域とほぼおなじ)を基に17の地区社協があります。
尾崎地区社会福祉協議会(尾崎社協)はその一つです。
地区社協の範囲は、小学校区(連合自治会の区域)とほぼ同じですが、部分的に一致しない地域もあります。尾崎社協の場合は、その範囲が尾崎小学校区全域と那加第一小学校区の一部にまたがっています。
▶尾崎社協の目的、範囲など

地域には自治会、民生委員児童委員、子ども会、近隣ケアグルーブ、商店、ボランティアなどさまざまな団体や個人が、より良い地域づくりをめざして活動しています。それぞれがつながりを持ち活動をすると、参加者も増えて理解が広がりきめ細かな活動が出来て、地域の結びつきも強くなることが期待できます。
そこで、17の小学校区(連合自治会区)を基本として、地域団体や個人が横の連携をつくり、地域の福祉問題や課題解決に取り組むことを目的とした地区社協が組織されています。地区社協は、各務原市社会福祉協議会○○支部(支部社協)と言っていましたが、地域で独自の活動をする組織としての性格を表すために、平成27年に各務原市社会福祉協議会○○地区社会福祉協議会(地区社協)と名称を変更しました。

各務原市 17の地区社会福祉協議会

地区社協では、それぞれの地域に根ざした生活問題を解決するために、市社協が提示する「メニュー事業」を参考にして、工夫をこらした独自の活動を行っています。
地区社協の主な財源は、ほとんどが市社協からの交付金(その地区にお住まいの市社協会員の会費[1口500円/年・世帯]の約40%)とメニュー事業を実施した場合の助成金です。
地区社協の組織のありかたは、それぞれの地区の事情や歴史を反映していて、自治会の役員が兼務で組織の中心になっている地区社協、民生委員児童委員が中心になっている地区社協、ボランティアの役員が中心になっている地区社協など様々です。また、役員数や役員の名称もさまざまです。さらに組織の内部構成や名称もさまざまで、理事会や評議員会や委員会や部会など、その地区社協の活動内容を反映したかたちや名称になっています。
▶地区社協とは(市社協ホームページ)

◎これからの地区社協
地域のさまざまな活動をする団体や個人で構成された地区社協だからこそ、希薄となりつつある住民同士のつながりの輪を広げ、福祉の視点を持った地域づくりを進めることができます。それと同時に、生活問題を抱えている人に対し、行政や専門機関、市社協への橋渡しや連携も考えながら、「地域のつながり」を活かして、地域の実情に即した自主的な活動を展開して問題解決につなげていきます。
▶自治会と地区社協

◎キーワードは「地域」
社会保障制度改革による各法律改正の中で 「地域づくり 」 という言葉がキーワードと して使われ、地域での自主活動に対する期待は高まっています。
従来の分野別 (高齢者・障がい者・子どもなど対象別)ではなく、住民が暮らし続けられるよう「地域」に重点を置いた施策が取られています。具体的には、生活困窮者自立支援法子ども子育て関連三法・ 障害者総合支援法介護保険法改正医療保険法改正など、 それぞれの法律において 「地域」への期待が込められているのです。

☆この項は、多くの内容を各務原市社協「社会福祉協議会ハンドブック 2020年度版および2021年度版」から引用しました。

地区社協と市社協の関係や地区社協の活動などについては、下のリンク先が参考になります。
▶「市社協」と「地区社協」との関係について(山口県山陽小野田市社協ホームページ)
▶地区社協とは(岡山県社協ホームページ)

社会福祉法人 各務原市社会福祉協議会のあらまし

各務原市社会福祉協議会は、市制が施行された昭和38年に民生委員児童委員を中心に任意団体として結成されました。
昭和57年2月に法人格を得て、社会福祉法人各務原市社会福祉協議会(市社協)となりました。
平成16年に各務原市と川島町が合併したのにともない、川島町社会福祉協議会と合併しました。
平成27年度には、市内に17ある「支部社協」の名称を、より地域に密着した組織であることを示すために「地区社協」に変更しました。

平成30年度には、市の「地域福祉計画」と市社協の「地域福祉活動計画」を一体的に作成することとなり、第4期地域福祉活動計画の策定に着手しました。第4期地域福祉計画・地域福祉活動計画(かかみがはらハートフルプラン・いきいきプランかかみがはら)は、令和2年度にスタートしました(~令和6年度)。
▶第4期地域福祉計画・地域福祉活動計画(各務原市役所ホームページ)→→概要版(PDF)

各務原市社会福祉協議会ガイドブック 2022年度版より引用

市社協の主な事業

各務原市社会福祉協議会ガイドブック 2022年度版より引用

各務原市の状況

各務原市社会福祉協議会ガイドブック 2022年度版より引用
各務原市社会福祉協議会ガイドブック 2022年度版より引用