2023.1.7 更新

「自分たちの地域ではどんな福祉活動に取り組んだらいいのだろう?」という質問がよせられることがあります。
このページには、ボランティアグループや自治会などの福祉活動にとって参考になればと思い、「こんなことに取り組んでみたらいかがでしょうか」という提案を兼ねて、活動の例をいくつかあげてみました。
助成が受けられる活動例や各務原市内の活動例は、下のリンク先に集めてあります。
▶助成が得られる福祉活動の例
▶各務原市内の福祉活動例
福祉活動に「これが正解だ」ということがらは無いと思います。ここにあげた具体例をヒントにしていただき、ご自分の地域に合った活動に取り組んでください。
▶自治会と地区社協

2021/11/20に尾崎地区の「地域コミュニティ会議」を行いました。この会議で提案された活動アイデアを「△」で示しました。

◎近隣の相互理解に取り組もう

*新年会や忘年会などの懇親会や親睦旅行をやってみよう。
*子ども達と高齢者や親世代が集まり、ゲームや物作りをするイベント(世代ふれあい会)をやろう。
*青少年育成委員や子ども会役員と連携して、子どもを対象にした町内イベントをやってみよう。
*町内でボウリングやウオーキングなど手軽に楽しめることをやってみよう。
*おしゃべり会、ランチ会、お茶会など気軽に集まれるチャンスを作ろう。
△今日も元気におしゃべり会。
△年代別カラオケ大会。年代別やジャンル別などに分けて、気軽に参加出来るカラオケ大会を企画してみよう。

◎高齢者などの見守り活動に取り組もう

*高齢者や要介護者世帯がわかる町内地図を作ろう。
*誰がだれに気を配るのか、互いに承知している態勢をつくろう。
△ふれあいコール。見守り対象者に定期的に電話をかけたり訪問しよう(友愛訪問)。
△ハローベジタブルズ。野菜の苗や種を配って、プランターで育ててもらおう。野菜のことが話題のきっかけになりますよ。
*見守り対象の人の誕生日にプレゼントを届けよう。
近隣ケアグループを作って見守り活動をしよう。

◎災害に備えよう

*避難に車椅子が必要な人を把握してお互いに知っておこう。
*大地震や大火災など具体的な災害を想定した避難訓練を実施しよう。
*災害時の声かけや避難場所について決めておこう。
*災害時の安否確認方法(旗を掲げるなど)を決めておこう。
*避難時の点呼用名簿を作っておこう。
*ヘルメット、携帯トイレ、水筒などの防災用品を備蓄したり配布したりしよう。

◎町内の世帯の状況を把握し、情報を共有しよう。

*自治会員(世帯)名簿を作る。
*自治会員(世帯)一覧表を会員に配布する。
*災害時要援護者台帳を閲覧出来るようにする。
*自治会の役員会では、町内の様子を毎回話題にしましょう。

☆名簿の作成や配布や閲覧のさいには、個人情報の取り扱いについて慎重にしましょう☆  

◎緊急時の連絡体制を作ろう

*緊急時連絡先カードを作成し、自治会役員が保管したり、両隣で交換して保管しあおう。
*かかりつけ医やお薬手帳の所在場所などを記入できる医療カードを配布し、医療カードの在りかを両隣で教え合おう。
*空き家の連絡先を自治会役員が把握しておこう。

☆連絡先カードの作成や保管のさいには、個人情報の取り扱いについて慎重にしましょう☆

 ▶緊急連絡カードの例

緊急連絡カードの例 上から尾崎南町4丁目、同3丁目、同6丁目

◎健康の増進に取り組もう

*介護予防体操、健康体操、ヨガの会などをやろう。
△からだ動かし隊。ラジオ体操や体を動かす集まりをやろう。
 早起き、健康維持、お喋り、安否確認、町内情報の交換など一石多鳥がねらえそうですよ。
➡2022年夏、尾崎社協はラジオ体操会を7回実施しました。
*健康保持のための勉強会を行おう。

◎勉強会を開こう。

*学習会(研修会)のテーマ例
・高齢者、しょうがい者、子育て世代、生活困窮者などを対象にした生活支援制度や施設について・・・・特別養護老人ホーム、ケアハウス、介護保険制度、介護認定、生活保護、子ども手当など。
・認知症の基礎知識、相続と就活、介護用具の実習など
・身近な福祉関係者のお話を聞く・・・・地域包括支援センター飛鳥美谷苑、民生委員児童委員など。
・ボランティア活動の経験を聞いてみる・・・・コスモスの里、ミニサロン、プチトマト(子育てサロン)、通学路見守り隊など。
→→尾崎社協にご連絡いただければ、関係者に仲介します。


*苦手なネットやパソコンをマスターしよう
△スマホお助け塾。スマホの基礎的な使い方、 Lineの利用方法、ネットショッピングの方法などをお互いに教え合う企画をしてみよう。高校生に手助けをしてもらうのも良いかも。

*その道のプロからお話しを聴こう
△私のミニミニ講座。町内の退職された「その道のプロ」や得意分野の趣味を持つ人を講師に招いて、苦労話や技の極意などを聴く機会を作ってみよう。皆に聴いてもらえるので、講師もお喜びになりますよ。

◎生活環境を改善しよう。

*ゴミ集積場を整備して、猫やカラスがゴミを散らかさない対策をしよう。
*お喋りや情報交換を兼ねた町内清掃を定期的にやろう。
*道路、ガードレール、側溝、街路灯などの損傷があったら、関係機関に連絡するシステムを作ろう。
*消火器や消火栓を定期的に点検しよう。
*道路脇の雑草刈りや放置ゴミ回収の対策を作ろう。

◎ミニサロンをやろう

*町内の誰もが参加出来る交流の場をつくろう。
*仲間内の集まりではなく、町内すべてに声をかけよう。
*定期的でも随時でも都合の良い時に開こう。
*皆が世話役で、皆が参加者のつもりで。
*隣の町内とも一緒にやってみよう。
△お元気ですか?居場所つくり隊。「あそこに行けば誰かが居る」「ちょっとお喋りに行く」という『居場所』をイメージしたものにしよう。
△今日も元気におしゃべり会。
*サロンの企画例・・・軽スポーツ、ゲーム(トランプ、囲碁、麻雀など)、お喋り、情報交換、学習会、お茶会、物づくり etc

☆市社協事務局にボランタリーハウスとして登録すれば、助成を受けられます。
毎月開催型で3000円/回、年4回以上開催で1000円/回。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
ボランタリーハウスとは?(市社協ホームページ)

◎近隣での助け合いをしよう

*生活のちょっとした困りごとに手をさしのべよう。
電球の交換、家具の転倒防止、庭木の剪定、買い物付き添い、ペットの散歩、ゴミ出し、家具の修繕、庭の草取り、家族の送迎などのお手伝い。

自治会単位で団体を作って取り組む場合は、市社協から「ささえあい活動支援事業」助成が受けられます。
詳しくは、市社協事務局(058-383-7610)にお問い合わせください。

◎福祉交流会に取り組もう

懇親会、おしゃべり会、勉強会、サロン、健康体操、ウオーキング、施設見学など自治会で取り組みましょう。

尾崎社協では各自治会での福祉交流会に5000円/年の助成をしています(令和3年度の場合)。
福祉交流会や助成金について、詳しくは次のリンク先をご覧ください。
▶各自治会での福祉交流会
▶福祉交流会助成申請書兼報告書のダウンロード

◎活動経費を管理しよう

*どんな活動でも経費が必要です。活動経費を個人が負担するのではなく、グループ全員が均等に負担する取り決めをしましょう。
*会計係を決め、金銭の出入りは預金(貯金)通帳を通して行い、出納帳に記録しましょう。グループ全員に年間の収支報告をしましょう。

イラストはウェブサイトからダウンロードしてアレンジしました。
このページは、資料室>福祉委員関連資料の「各自治会での福祉活動の例」をベースにして作成しました。

下のリンク先も参考にしてください。
▶ボランティア(市社協ホームページ)
▶「見守り・支え合い活動」ヒント集(岐阜県社協ホームページ)