今回のメニューは、湯之下笑子先生の歌とADL体操でした。《コスモスの里通信 02》4/14(木)

ADL体操とは、起床・歯磨き・食事・掃除洗濯・散歩など日常生活動作能力を回復・維持するための体操のことです。具体的には、つま先やかかとを上げ下げしたり、両手を広げ右の手のひらを下に、左の手のひらを上に向けます。また、逆にしてみます。これらの動作は、椅子に腰かけたままで出来ますので、病院の待合室で、あるいはバスに乗っている時に、また家でテレビを見ている時に是非、やってみてください。

2年ぶりにやっとの思いでコスモスの里を再開して2回目を開きました。しかし、参加された利用者さんは、第1回目が総勢23人中6人、今回が4人でした。協力していただいたボランティアさんや講師の先生には大変申し訳ない思いでいっぱいになりました。
参加者が少なかった原因をスタッフ一同で考えました。
①「まだまだ、コロナに感染するのが怖いのでとても参加する気にはなれません」
②コロナ禍での密集を避ける意味で会場を2階の大ホールに変更したのですが「足が弱っている年寄りに階段を使わせるのですか、とても行く気にはなれません」
③コロナ禍のため会場内での飲食が禁止された結果「昼食時に、みんなとおしゃべりするのが一番の楽しみだったのに、それがないとなれば参加したい気が起きません」
④2年という閉会期間が長かったために、年齢が増した高齢の利用者さん数名から「重い病気にかかって入院しています、足が不自由になりました、亡くなったりしました」との悲しいお知らせもありました。

コロナ禍では今の方法が最善策と考え、再開に踏み切ったのですが、肝心の利用者さん達にはお気に召さなかったようです。しかしながら現状では今の運営方法を変えることが出来ませんので、「もやいタクシー」の復活とか、利用者さんに理解していただけるよう、今後も語りかけていきたいと思っています。
今回の参加者は、利用者4名、協力者8名、講師1名の合計13名でした。

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