雪ニモ負ケズ、笑い声あふれるビンゴ大会<コスモスの里通信37>■お知らせ
<参加者> 外部講師0名、利用者7名、ボランティア11名、の合計18名
立春を過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きます。テレビでは今シーズン最強の寒気が流れ込み、山地だけでなく平地でも大雪となるところがありそうとの予報が流れたので、利用者さんの転倒が心配になり、今回のコスモスの里の開催は断念することに決めました。出演をお願いしていた、可児市から来ていただく予定の(株)アクトスの宗宮インストラクターに事情を話したところ、同意が得られたので、担当のボランティアの方にもその旨伝えました。
ところが当日の朝の積雪は少なく、路面もいくらか顔を出し、乾いているところもあったことから、思わぬ18名もの方が寒い中、ふれあい会館に来てくれましたので、急遽、1班のリーダーが得意のビンゴゲームと一人暮らしの方からさみしい現状を聞き励ますお話会を開催することとなりました。
まず、今回のビンゴゲームは、5マス×5マス=25マスに各自、全国の県名を書き込んでのスタートとなりました。「山」「川」「木」「島」「岡」が付く県名を考えるなどして、頭の体操もしました。そして順番に県名の書いてある札をひいていくのですが、15回目で最初のビンゴが出ました。次は25回目で2人出ました。数字の代わりに県名でビンゴをするとは、よく考えたものだと感心しました。
次はお話会です。司会の方が、「私もこの間主人を亡くしたばかりですが、この中でお一人暮らしの方は手を挙げてくださいませんか。」、18人中7人の方が手を上げられました。該当の方が心境を話してくれました。
①「一人になったらどうしよう・・・と不安でした。ところが、みなさまご覧の通りとっても元気になりました。」「薄情者と言われそうですけど」。
➁「メニエルで一人伏せていました。たまたま祭日で病院にも行けず、寝ていました。」「一人はとても心細いと思いました。」
③「存命中はあまり話すこともなかったのですが、死んでからは、仏壇に向かって良く話すようになりました。」
④「私はおかげでまだ二人でいますけど、周りからは、だいじにせなあかんよお、と言われます。」
⑤「私は、妻を長い間介護していたので、介護が出来なくなって、かえって寂しい思いをしています。夢にはよく出てきてくれます。」
⑥「主人の命日に私の名前を呼ばれた気がしました。日課の散歩中にお墓の前で、もう少し呼ばんといてネ、と言っています。」
⑦「主人がなくなって三か月がたちましたが、まだまだダメです。心細いし心配な思いをしています。」
⑧「薄情者と言われそうですが、一人になって楽になりました。」⑨「おかげさまで、二人でやっと一人前と思ってやっています。」等々、とてもいいお話が聞け、会もたいへん盛り上がりました。
リーダーさんのお陰で、とってもよい第37回目の「コスモスの里」になりました。寒い、雪の中でしたが、ご協力ありがとうございました。
