上方落語と笑いヨガで笑い声いっぱい(^^)<コスモスの里通信40>■お知らせ
<参加者> 外部講師1名、利用者17名、ボランティア12名、の合計30名
梅のつぼみも膨らみ陽だまりに春を感じる頃となりました。コスモスの里も回を重ねて、ついに40回目を迎えることとなりました。今日のご出演はお馴染み、茂益亭蝶代(もましていちょうよ)さんで、上方落語「ふぐ鍋」を聴講しました。蝶代さん曰く『面白くないと思っても隣が笑えば一緒に笑ってくださいね。』それでは、みなさまを蝶代さんのふぐ鍋の舞台にご案内しましょう。
ある男の家に、出入りの「幇間(ほうかん)」別名「太鼓持ち」「男芸者」が久々にたずねて来る。男の家ではちょうど酒と酒肴の支度をしていたので、男は幇間に飲み食いしていくよう座敷に誘う。「あんた、鍋は食べるか?」「あいにく歯があまり丈夫ではないので・・・」酒肴はもちろん鍋そのものではなく、鍋料理であった。白菜、シイタケ、豆腐などの具材の間から、白身の魚が見える。男は「思いがけず、フグが手に入ったのだ」と言う。ふたりはフグを食べた経験がなく、中毒が怖いので、お互いにゆずり合うばかりで一向に箸をつけようとしない。ふたりが鍋を前に途方にくれていると、男の妻が座敷に入ってくる。「おこもさん(=乞食)が「お余り(=残飯)を恵んでください」と言ってなかなか帰らないんです」それを聞いた男は「それなら、このフグをそいつに食べさせて、そいつの様子を見て何も起こらなければ、われわれもこの鍋をいただくとしよう」と幇間に提案し、出て行った乞食を幇間に尾行させる。幇間は、男の家に戻って「座り込んで気持ちよさそうに眠っていたので(あるいはそれに加えて「目をこらすと食器が空だったので」)、食べてしまったのではないかと思う」と男に報告する。それでもふたりの不安はぬぐえず、ふたたびゆずり合いを始めるが、男が「こうしていても仕方がないので、1,2の3」で一斉に口に入れよう」と提案する。ふたりがそのようにして食べてみると美味なので、そろって驚く。喜んだふたりはそれまでの恐怖を忘れて、鍋を平らげる。そこへ先の乞食が、今度は座敷の庭先に現れ、男に「先ほどのものは、すべてお召し上がりになりましたでしょうか?」と問う。男は「味をしめたな。残念だがこの通り、すべて食べてしまったよ」「そうですか。それならわたしは、これからゆっくりいただきます。」蝶代さんの落語をすべて記録できなかったので、また、肝心の最後のおちを聞き漏らしたので、ウィキペディアを使って再現させてもらいました。後半は、みんなで輪になって「笑いヨガ」をおしえてもらいました。蝶代さんの決め台詞「お正月に遊びに来たお孫さんを見ても分かるように子供は1日に400回は笑います。みなさんも、いつも心がけて、笑うようにしましょうね!」
