2024.5.5   更新

皆様の市社協会費が尾崎社協を支えています

尾崎地区社会福祉協議会(尾崎社協)の財政は、尾崎地域にお住まいの各務原市社会福祉協議会(市社協)会員の皆様からいただく市社協会費(一口500円/年・世帯)によって支えられています。その年度の市社協会員(会費)は、例年6月から各自治会にお世話をいただいて募集をしています。
この市社協会費が、尾崎社協の収入の大部分を占めています。

尾崎社協会員数の変遷
尾崎地域は、昭和40年代に開発された大規模団地が中心になっていますが、最近は急速に高齢化が進んでいます。また、世帯数も次第に減少しています。
平成25(2013)年から令和5(2023)年の10年間に、世帯数で約350世帯、人口は約1400人が減少しています。75歳以上の高齢者は約600人増加し、その比率は8.3%から23.%に急増しました。

地域の世帯数が減少しているとはいえ、尾崎地域の市社協会員世帯数は平成30年までは1500世帯台を維持してきました。これは、各自治会で市社協会員(会費)の募集にご尽力いただいたおかげです。しかし、令和元年には諸般の事情から会員世帯数が減少し、特に令和2年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で市社協会員(会費)の募集もままならない状況となって会員世帯数が大きく減少しました。それ以後は会員数が漸減しています。

ここでいう尾崎地域とは、尾崎社協の範囲を指します。人口や世帯数について、詳しくは下のリンク先をご覧ください。
▶尾崎地域の各種統計

収支項目

尾崎社協の収支は、例年は大きな変動がなく推移しています。令和2(2020)~4(2022)年度はコロナ禍のために例年とは様相が異なりましたが、ほぼ例年の活動に戻った令和5(2013)年度を例にして、尾崎社協の収支について説明します。グラフは令和5年度の収支を示したものです。

◎収入

尾崎社協の収入は、各務原市社会福祉協議会からの交付金や助成金と尾崎自治会連合会からの助成金などです。繰越金を除くと、収入の大部分が皆様の市社協会費でまかなわれています。

「市社協交付金」は、尾崎地区で納入いただいた市社協会費の約40%分が尾崎社協に還元されているものです。尾崎社協はこれを独自財源として、各自治体での福祉交流会やシニアクラブの研修会に助成するとともに、会議費や事務費として支出しています。また、メニュー事業を行った際にメニュー事業助成金よりも支出が多かった場合に、その経費を補填するためにも支出しています。
「メニュー事業助成金」は、各地区社協で納入された市社協会費をプールしたもので、市社協が指定する「メニュー事業」を地区社協で実施した場合、その経費の一定割合が助成金として交付されるものです。メニュー事業は、ボランタリーハウス事業、ふれあい交流事業、広報の発行、近隣ケアグループ研修会などが具体的に助成金額とともに定められています。詳しくは、下のリンク先をご覧ください。
▶市社協 メニュー事業(抜粋)
「夢を実現プロジェクト事業助成金」は、尾崎助っ人隊事業に対する令和5年度までの3年間限定助成です。6年度からは減額されてメニュー事業助成金に組み込まれます。
「市社協助成金」は、尾崎中央ふれあい会館の使用料などへの助成です。
「尾崎自治会連合会助成金」は、歳末福祉交流会に助成していただいたものです。

◎支出

支出の大きな部分は、事業費です。
メニュー事業費のうちの「ボランタリーハウス事業費」は、「コスモスの里」と「ミニサロン」の運営費です。「ふれあい交流事業費」は、「ラジオ体操会」や盆踊り大会に協賛して行った「お兄さんお姉さんと遊ぼう」などの事業費です。「地域福祉事業費」は、「歳末福祉交流会」「フレイルチェック講習会」などの費用です。「自治会連合会共催事業費」は、盆踊り大会のために支出した費用です。
「助っ人隊事業費」は、助っ人隊活動のために購入した備品や消耗品の費用です。
「助成費」は、各自治会の福祉交流会、シニアクラブの研修会、北洞長生会への助成費です。
「助成費」「事務費」「会議費」などは、独自財源である「市社協交付金」をもとに予算化しています。

年度別収支報告(過去5年分)

収支の詳しい内容は、下のリンク先から、収支報告書(コスモスの里会計、ミニサロン会計を含む)をご覧いただけます。
▶資料室>収支報告書 年度別
尾崎社協の会計帳簿等は、規約で過去5年分を保管することになっています(尾崎地区社会福祉協議会規約第17条)。